服が散乱した部屋で、溢れるクローゼットを前にして、
一度はこう叫びたくなるときがあると思う。
着るものがない!
世の中には一着の服で毎日を過ごしている人だっているはずなのに、
なんて不謹慎な言葉だろうと思う。
でもそれは別に、嘘ついているんじゃなければ、見栄っぱりからそういう言葉が出るんでもない。
本当に着る服がなくて、悩んでいるんですよね。
物不足とは別の問題。
この消費とファッションの関係性をこの本ではテーマにしている気がします。
作者の視点はすごく鋭い。
最新の用語もでてきたりして、全然、エッセイじゃありません。
とっても勉強になる一冊です。
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