対人関係 / 藤原和博

対人関係

普段、あんまりマニュアル本は読まない。
けどこれは、絵があまりに可愛かったので読む気になった。


この本のテーマは対人関係。
著者は、対人関係において「人とのネットワーク」に重点を置いているみたいだ。


自分の最近の言動と、この本の内容を重ねてみたとき、何かちょっとでも気付くことがあると思う。
短いけれど、明快な本。

印象に残った文章は以下の通り。


P43

相手の頭の中にある「物語」に絡めて話をしてください。
記憶の中に置き土産を残すのです。
ウィットとユーモアをお忘れなく！

P61

まずは、大きくうなずいてください。
身を乗り出して聞いてください。
話し手に気持ちよくしゃべってもらうのも「問いかけ」の大切な技術だから。

P84

でも、怒られるというのは、相手の感情があらわになっている瞬間に立ち会える、
めったにないチャンスだとも言えます。

ところがベテラン営業マンは、社長のクレームを一通り聞くと、そのクレームをそのまま来年度の企画に活かして契約までもちこんでしまいました。