靖国問題の件で興味深い記事がありました。
作者は宋 文洲 という人で、小泉首相が靖国を参拝した8月15日、彼は中国にいたようです。
わたしは、中国ではこの日反日運動がものすごいことになっているのだろうと思いましたが、
実際はそうでもないようなのです。
昨日は『母たちの村』という映画を神保町の岩波ホールで観てきました。
この映画のテーマになっているのが「女性性器切除」(Female Genital Mutilation = FGM)です。
映画のお話は次回に回すとして、ひとまずFGMについてお話しようと思います。
そんなことを考えられる時代になりました。
産科医不足の進む中で、お産の時間帯を薬剤でコントロールしようという産院が増えているようなのです。
つまり陣痛促進剤を使って子宮を収縮させ、お産にもっていくのです。
何か問題が生じて薬で起こす「陣痛誘発」は、以前からあったようです。
これを「医学的適応」といいます。
これに対するのが、「社会的適応」。
もちろん薬の副作用が前提になりますから身体に優しいとは言えません。
また陣痛の痛みも異なるので、つらいものになるようです。
しかし現実として、このような誘発はいろいろな理由で行われています。
家族が立ち会う予定を立てやすいようにという女性もいるようです。
けれど主な理由が産婦人科の人手不足。
今これが深刻な問題になっています。
学生が産婦人科になりたがらない理由は、
24時間体制できついから、少子化で将来性がないから、というだけではなく、
産婦人科は患者との裁判が絶えないからだ、と聞いたことがあります。
最近あなたの地元の産婦人科、少なくなっていません??
このような社会的な理由を考えれば、この「社会的適応」が推進されるのも仕方がないことなのかもしれません。
ただ、やはりわたしはそれは最後の手段としてとっておいてほしいと思うのです。
赤ちゃんにも個性があると思います。
生まれてくるタイミングというのは赤ちゃんそれぞれによって違うと思うんです。
妊婦も医者も頑張ってる、けれど、一番頑張るのは赤ちゃんなのだから、
赤ちゃんの意志を尊重することを最優先にしてほしいものです。
2006.06.15 23:03:11
真であれ偽であれ、情報の散乱と比例すると思います。
新聞やテレビのニュースは、日本ではだいぶ信頼されているけれども、
今後その信頼を保っていけるでしょうか?
メディアというのは事実に忠実であるように見えるけれど、特に戦争下では武器として使われることも稀ではない。
かといって公開されている全ての情報を見極めていくことはとても難しい。
そこで、考えられる対策のひとつが、ブログの価値を上げること。
個人のブロガーなどに「資格」を与えることです。
財団法人日本 SOHO 協会は5日、市民記者の確立に向けて、JFCJ(Japan Forum of Citizen Journalist)協議会を設立しました。
JFCJ 協議会は市民記者個人の社会的地位や発信者の信用を保証することを目的としたもので、
「ジャーナリスト ID」という認証コードを発行しています。
要するにこれが市民に手渡される「資格」なわけです!
今後さらに情報が広まり、深まっていく中で当然の処置でしょう。
しかしこれがあるかといって、本当に確かな情報なの?
・・と、疑いだしたらきりがないのですが・・。
普段は普通のサラリーマン、主婦、学生なあなたも明日からは世界を担う記者になる!
そんなこともまんざら夢ではなくなった。
(少なくとも先進国の一部の人間にとっては)どこまでも可能性が広がる世界が現代の特徴になるのかも。
中国政府がGoogleに課している検閲単語リストというのがあります。
以下がそのリスト。
Censored Searches on Google.cn
見るとなんとなく、中国の意図が垣間見えてきますね。
英語圏と中国のGogleイメージ検索を比較してみると、もっとおもしろいくらいに差異が表れます。
「tiananmen」(天安門)で検索した結果が以下の通り↓
中国から検索した天安門
英語圏から検索した天安門
日本から検索した天安門
中国は思いっきり美しい画像。
英語圏は軍事っぽいのばっかり。
日本は中立という感じでしょうか。
因みに中国版YAHOO!で「六四事件」(天安門事件)もしくは「天安門」を検索すると見事にシャットダウンされてしまいました;;
どれが真でどれが偽なのか、そんなことを判断するのはかなり苦労もの。
というかそんなことを議論するだけ時間の無駄になる場合も多いかもしれない。
周りに流されず、世界を大きな瞳で見れる力を日頃から養っていくこと、これが大切だと思います。
それでなくてもネットなどによって現代社会は情報のカオスに埋まっている。
このことが人類にとって将来、幸となるかどうかは個人の手にゆだねられているといってもいいと思う。
2006.06.17 11:39:56