靖国問題の件で興味深い記事がありました。
作者は宋 文洲 という人で、小泉首相が靖国を参拝した8月15日、彼は中国にいたようです。
わたしは、中国ではこの日反日運動がものすごいことになっているのだろうと思いましたが、
実際はそうでもないようなのです。
彼曰く小泉総理の靖国参拝について、中国の市民はかなり関心が薄いようなのです。
わたしが見た日本のテレビでは、中国の新聞はトップ記事としてこの問題を挙げていた、
と言っていました。それは事実にしろ、メディアが言うほど、実際はそこまで特別には扱っていないようなのです。
少なくとも市民はこの問題を熟知しているけれど、騒いだりするほどではないようなのです。
又、宋さんはほとんどの中国人は中国に滞在している日本の人々に対して、同胞と変わらぬ態度で接しているとも言っています。
記事はこちら
どうもこの記事を読んでいると、靖国問題を大きくしているのは、中国よりも日本だといっているようです。
確かに日本は、どんどん靖国問題が大きくなっている気がします。
加藤紘一議員さんの実家全焼事件からもそれはわかります。
(参考:エキサイトニュース)
実際に中国に行っていないので、本当のところはわたしには分かりません。
けれどわたしは靖国問題をきっかけに、明らかに中国に対して偏見を抱いてきたように思います。
それは危険なことだと思いました。
靖国に関わらず、全てにおいて視野を狭くすることは、自分を狭めてしまうのと等しいと思います。
情報はいつも事実を述べているわけではなく、統計のようなものだと思ったほういいのでしょうね。
とにかく、一つの情報を過信することほど怖いことはありません。
この記事を読んでそんなことを思いました。
この記事にトラックバックする