会場は大手町にあるサンケイプラザでした。思った以上に広かったんですが、始まる頃には満席になっていました。スケジュールはこんな感じ↓
第1部/「月光の夏」ダイジェスト版上映
第2部/「天才的なバカになれ!私の熱きリーダー論」&質疑応答
第3部/キーマンを囲む情報交歓パーティ
アツイ語り部は以下の4人でした。
黒人差別はよく話題になりますね。
別に大学で人種差別のことを習わなくたって、黒人は差別を受けてきた、ということは多くの人が知っていることでしょう。
では、黒人女性差別はどうでしょうか?
女性は男性の以下としてみなされてきましたから、彼女達がうけた屈辱は相当なものだったにちがいありません。
黒人、貧乏、女性、その上醜いと言われ続けたら・・
生きていくために体を売ることさえも難しくなるでしょう。
女としての誇りはもちろんのこと、人間としても屈折して生きざる負えなかったと思います。
カラーパープルという映画ではそんな女性が主人公になっています。
スティーブン・スピルバーグが監督ですが、もともとはアリス・ウォーカーという黒人女性が書いた小説です。
ピューリッツァー賞も授与されています。
黒人女性というと、わたしはただ漠然と『陽気でものすごく強い』というイメージをもっていました。
でもそれは民族のDNAなのか?決してそんなことはないと思うんですね。
そうならざるべくしてそのようなイメージが定着したのではないだろうか・・
そんなことが、この映画では見えてきます。
さすがスピルバーグ、1985年製作ですが、話の展開がスムーズで難しい内容にはなっていないので、ストレスなく観ていられます。
ちょっと前にテレビを見ていたらこんな日立のCMがやっていた。
スーパーの中に海とか牧場があって(!)、お客さんが品物を作っている人と直接話したりしているというもの。
その商品がどこで誰によってどのように作られているのかがすぐに分かる時代がやってきたということだ。
つまりユビキタス社会の到来!
ユビキタスというのはラテン語でubiquitousに由来。
「いつでも♪どこでも♪誰でも♪ネットワークに繋がることができる環境♪」という意味です。
日立が開発したものの名前は「ミューチップ」。なんとも可愛らしい名前。コレ↓
<写真:日立製作所 http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/030902a.html>
もうちょっと詳しくいうと「超小型非接触IC「ミューチップ」」です。ICってなんぞや????
今、商品にはバーコードが付いてますね。
そして日立のCMのような(モチこれはあくまで比喩だけど)世界を実現に導いてくれるのが・・
次世代アイテムがRFICタグ、通称ICタグ!!これのことです!
ICタグのメリットは3つ!
1・離れたところでも読み込めること
2・個体識別子であること
3・たくさんの情報を組み込めること。
1・例えば、何か商品を探しているとする。商品探しというのは結構骨の折れる仕事なんですよね。
大きなスーパー、デパートなら尚更!本の場合も面倒ですね~。
そんなときに、お目当ての商品にICタグがついていてあなたがセンサーを持っていたら!
近くに来たときに初恋のようにピピッ★と反応するので、探す時間を短縮できます。
2・コンビニでバイトをしていると解ると思うのですが、検品のとき、いちいち数を数えなくてはならないんです。
が!もしもICタグがついていたら・・一発で「●●個あります」と教えてくれます!
仕事がサボれる~~
3・最近BSE問題でトレーサビリティが義務付けられました。
Trace(追跡する)、Ability(できる)ということ。
追跡するための情報はどこにつけるか?ICタグです。
この牛はなんの品種で、どこで生まれて、育って、誰がどこで切り分けて、どんな経由でスーパーに送られてのかナドナド・・
さらには予約済かどうかとか、この食品にあるビタミンナントカはどんな予防効果があるとか、
そんな情報も付加できそうです。
しかしそもそも偽の情報が組み込まれていたら意味ないんですが・・
とにかく、ICタグの使い道はなゆたです!
ただ、ちょっと不安になりません?これにウィルスが侵入することはないのかと。
実際、RFID タグを用いる小売業者やベンダーはこの可能性があると懸念しているようです。
もしも現実になったら・・強烈な悪夢ですね。
可能性がないとは絶対にいえないことは確かなようです。
問題はどれだけ、なるべく安全な環境を整え、隙を見せないようにするか、そこにかかっているのではないでしょうか。
重いタイトルですねぇ・・
この本は、「若者の不安」というテーマがあるのですが、この不安、よーくわかります。
別に財布の中に100円しかない!!どうしよ~とか、
暴走族の車に、自分のチャリをぶつけちゃった!!どうしよ~とか、
明確な事柄に対する不安じゃないんですね。
なんだかわからないけど、漠然とした霧の様な不安がいつもそこにある。
その不安を抱えつつ、とにもかくにも就活を始めてみる。
どんな就活の本にも大抵は「自分」や「何がしたいのか」を知ることの重要性が書いてある。
わたしのような真面目で正義感が強い人間は、一生懸命「自分探し」を始める。
すると・・なんと・・「自分探し」の泥沼にはまってしまう!
自分が何をしたいのかわからない?!働くってどういうこと?!
考えたらキリがない。そうなるともうパニックだ。
こんな話もありました。
企業家向けの情報雑誌『アントレ』の編集者はこんな衝撃的なコメントを言ったそうです。
「とりあえず”起業したい”という人は確実に増えています。その彼らの一番の悩みは”何をしたらいいか分からない”なんです」。
つまり、自分はそんなに小さな人間じゃない、自立してしまおう!!
でもやりたいことなんてわかりゃしないから、大義なんてなくたって起業した後で考えればいいじゃん。
というなんとも楽観的なパターン。でも確かに、確実に20代の若手社長のベンチャー企業はどんどん増えていますね。大学生兼社長なんていう人もいました。
精神科医として傷ついた大人を診て、大学の先生として悩める若者も見ている著者の言葉には説得力がある・・
納得いかない部分も少しはあったけど。
そしてわたしは結局こう思ってしまうんですね。
小さい頃から見せられてきた「働くことの美しさ」なんてものは幻想でしかないのだろうか・・
「20世紀最高の知性」と謳われる経営学のエキスパート、P・F・ドラッカーのインタビュー形式の著書。
この本を残し、ドラッカーは2005年11月11日、96歳の誕生日を一週間に控え、永眠しました。
彼は「知識社会」を定義づけるなどして世界に知られた人物です。
そんな難しそうな言葉はドラッカーの本を読めばいっぱいでてきますが、この本はそんなに難しくありません。
何行かの文章が1ページにある、という感じなのでとても読みやすい。
内容は、やはり最期を意識したのでしょうか・・
経営とか、グローバリズムなど、専門的な話はもちろんでてきますが、全体的に「生き方」を問い直されているような気がしました。
以下はわたしのメモ。