会場は大手町にあるサンケイプラザでした。思った以上に広かったんですが、始まる頃には満席になっていました。スケジュールはこんな感じ↓
第1部/「月光の夏」ダイジェスト版上映
第2部/「天才的なバカになれ!私の熱きリーダー論」&質疑応答
第3部/キーマンを囲む情報交歓パーティ
アツイ語り部は以下の4人でした。
一人目は映画監督の神山征二郎さん。
「ハチ公物語」「大河の一滴」「草の乱」など熱い作品を生んできた、日本映画界のキーマンです。
彼は映画界の裏話どを話してくださいました。
例えば、彼の師匠は厳しかったけれども下っ端の連中と同じ釜の飯を食べていたそうです。
一方で、昼間から御偉い方とステーキを毎日(!)食べている監督もいたそうです。
又、エキストラにはトラックから弁当を投げて(!)配給していたなんて企業もあったそうです。
釜を共にするくらい同等でいようとする人、そういう人はやはり部下からの信頼は厚いに決まっています。
二人目はイトーヨーカ堂執行役員、セブン&アイ生活デザイン研究所代表取締役のカリスマバイヤーと呼ばれる藤巻幸夫さん。
本当に面白い人で、嫌味のない笑顔と会話でいっぱい会場を笑わせてくださいました。
彼自身は「カリスマ」というのは意識したことがないんだなそうです。
モノが好きで、それを仲間と追っていったら今の状況に至ったという感じだそうです。
時々話が逸れ始めたりするんです、それもまたおもしろい。
でも質疑タイムで空間について聞かれたときは、本当に真剣に答えていらっしゃいました。
ただ人が良いというだけで成功したわけではないのだろうということがよく分かりました。
又、他の語り部が話しているときはそちらに体を傾けてずーっとウンウン頷いているんですね。
そしてすかさずメモをとっている。
ただの威張りくさったカリスマならこんなことはしないでしょう。
三人目はオリエンタルダイニングアンドリゾーツ代表取締役の尾崎友俐さんでした。
昔はやったTV番組「マネーの虎」でお馴染みの飲食コンサルタントです。
やはりこういう人たちは地道な努力を積み重ね自分を成長させていっているのだろうと思います。
彼女のBSE問題の苦労談を聞いていて切にそう思いました。
そのときは何度も何度も頭を下げたそうです。
「そういう経験を乗り越えたからこそ今がある」そんな言葉はとっても説得力がありました。
四人目は文科省出身で聖徳大学教授、NPO法人全国生涯学習まちづくり協会理事長の福留強さんでした。
官僚なわけですから、なんか威張ってるのかな・・と思いきや、そんな雰囲気は微塵もありませんでした。というか昔は美術の先生だったんだそうです。
世間では「少子高齢化」が随分ネガティブに捉えれれてきましたが、彼は逆です。
老人を「創年」とみなし、明るい未来を作るため奮闘していらっしゃいます。
「創年」というのは文字通り、新しい年を創っていく、ということです。第二の人生と言い換えられると思います。
老人達が今までに培った知識や経験をもっとコミュニティに役立てようではないか、というのが狙いのようなんです。
具体的には市民大学をもっと質の良いものにしたりして、老人を活性化させていくプロジェクトを組んでおられます。
さすが教授なだけあって饒舌でいらっしゃいますし、とってもアイディアが若い方だなと思いました。
そして最後に、お目当てだった司会の中島孝志さんをご紹介しておきます。
笑顔は思ったとおり素敵だったんですが、なんていうか、無表情が最高にセクシーでした。
もっとおちゃらけた人(失礼・・)を想像していたのですが、そんな想像よりもずっと大人な色気をもった方でした。
たまに冗談をおっしゃったりしていましたが。
声も通っていて、簡潔にポイントを絞って話したり質問をするのが上手な方でした。
サインはねだれなかったものの、ますますファンになりそうです。
立食パーティでは皆一生懸命名刺交換をしていましたね。
わたしはなるべく関わらないようにしていたのですが、素敵な起業家?に声をかえられてしまいました。昔からわたしは実年齢よりもだいぶ上に見られます。
情報交換の為に来ているとと勘違いされて声をかけられないように、ジーパンまで履いてきたのに・・・でももしこういう場でなかったら普通に会話したかったな。
それからお酒と食事をちょっといただき、帰りました。せっかく5000円も払ったんだから遠慮なんかしてらんない!そんなわけで今はちょっとだけ酔いが回った脳みそでこれをかいています。
わたしのような人間が来る所ではなかったのでしょうが、なんだか視野が広がった気がして、本当に参加できて良かった。
中島孝志のキーマンネットワークのHPは こちら
2006.04.20 11:22:30
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