ピノキオの実写版です。
ロベルト・ベニーニが主演・監督・脚本をこなしています。
ロベルトは役者になる以前、サーカスの助手をこなし、役者になってからはイタリアのチャップリンと言われてきました。
『ライフ イズ ビューティフル』の監督も務めています。
そんな彼ですから、かなりの豊かな表情!
もちろん大人なんですが、純粋な目と元気な声からは大人なんだか子どもなんだかよく見分けがつかない。
魅力溢れる役者さんだなと思いました。
映像は幻想的で、自然。とても美しいです。
特に好きなのがラストシーン。
めでたく人間の子供になったピノキオは学校にいきます。
入り口の中へ入っていくときに、
レンガの壁に映ったピノキオの影は彼自身から分離するんです。
本人は勉強をするけれど、影は喋々を追いかけて遊んでいる。
完璧に大人になることはない、
いつまでも少年のような純粋な心も忘れないでいてほしい、
というようなメッセージが込められているのではないかなと思いました。
これがわたしの持論。
そんなわたしの想いを汲み取ってくれたかのような3つのウェブサイトを紹介します。
会議を設定するって、なかなか大変なもの。
場所を決めて、人を誘って、相手の顔色を伺う・・・
参加するならオンラインだって参加できるじゃないか。
ちょっとした会議をもっともっと単純にできないだろうか。
それを可能にしてくれるのが『Imagination Cubed』だと思う。
このサイトはホワイトボードを提供してくれるているのだ。
ツールには、背景を変えたり、スタンプを押したりすることも可能。
リプライで、今までの経過を辿って見ることもできる。
すばらしいのは、ほかの仲間も参加できるということだ。
つまり、音声はないけれどネットでちょっとした会議を開くことができる。
↓は、わたしが一人でやってみた。一人でも結構楽しいもんです。
テーマは一応、「新化粧品の広告の確認会議」みたいな♪
ちょっとした、を便利にさせるのは良いですね。
『Imagination Cubed』
『Gliffty』というサイトでは、プレゼンの準備ができます。
本格的な図や表をつくり、仲間と共有することができるのです。
カラフルで分かりやすく、間取りもつくれます。
このサイトのデモビデオを見ていると、かなり高機能だということが分かります。
文書も入れられるし、どうやらかなり使い道がありそうな予感。
『Gliffty』
最後に、グラフ作成を支援してくれるサイトを紹介しておきましょう。
『PHP/SWF Charts 』では、フラッシュのグラフをつくれます。
これはスゴイ。こんなのをプレゼンでだしたら、注目度がかなりアップするのではないでしょうか!
三角がくるくる回って円グラフになったり・・・
背景が動いて音楽が流れたり・・・
四角い箱がおっこてきたり・・・
するわけです。
実際にサイトにいって見て下さいな。
サイトに入って、Galleryにゆけば見れますぞ。
以上です。
お仕事はやっぱりこうでなきゃ!
*追記*(7月18日)
更にもう一つ、オンラインでプレゼンを作れるサイトを発見。
Presentation Creation, Management and Sharing Empressr
わたしの大好きなジョン・マルコヴィッチが主演しているので、
ついつい借りてしまいました。あらすじはこんな感じ。
孤児院で育ち、純粋な少年の心を持ったまま大人になったアベルは何よりも子供の笑顔を愛した。
子供たちを救うことだと信じて疑わず、ドイツ軍士官学校のスカウトとして子供を集め続け、村人から「魔王」と呼ばれるようになったアベルだが、
ついにロシア軍が士官学校まで迫ったときに、アベルは子供たちを逃がそうとする。
「魔王」というのはゆうまでもなく、ゲーテが作詞しシューベルトが作曲した、あの「魔王」を基にしているのだろう。
これぞ運命の仕業というくらいに、アベルの人生は運命に操られる。
ヘラジカという動物が聖なる動物のように現れるが(しかしこのシカも又「魔王」と呼ばれている)、なんなのかよくわからなかった。
アマゾンのレヴューによるとヘラジカは神の化身だということだ。
なら、このヘラジカがアベルの運命をにぎってきたのかな・・・・
学校を火事にして、親友を殺してくれた女神の正体だったのか・・・
結局のところ、アベルは善人でも悪人でもない。
魔王であるけれど、少年でもある。
この映画は一言では到底語りつくせない。
かなり難しい映画だ。
それにしても・・・
このアベルはわたしが敬愛するルイス・キャロルになんとなく似ている。
カメラ好きで、子供好きで、子供を惹きつける力をもているところ・・・
(といってもキャロルが好きだったのは少女だけだけど。)
キャロルの面影をなんとなくマルコヴィッチの白でも黒でもない表情に見た気がした。
上映中エンエン泣いていた。
その涙は悲しみではなくて、怒りからこみ上げてきたのだと思う。
だって、東京タワーも大仏も見慣れた渋谷の109も美しい日本の風景も
なにもかもが簡単に壊されちゃうんだもの。
わたしと同じ人種の人間が、まるでいなかったかのように消えちゃうんだもの。
やっぱり海外は反日とか言ってるんだもの。
人がスクリーンで数字になって計算されていくんだもの・・・・・
この映画を観ようと思った理由は二つある。
一つは、日本映画の技術がどれほど進歩したのか知りたかったから。
わたしはハリウッドの物真似のような邦画が大嫌いだ!
でもこれはその部類には入らないと思う。
迫力はすごくあったし、全然嘘っぽくなかった。
そして丁寧だと思った。
時々でてくるお涙ちょうだいみたいなシーンには萎えたけど。
それにしても、よくやった、とう感じ。
二つ目は、現在進行形で沈んでいる国ツバルを通して、
「国土沈没」というテーマに興味があったから。
観ておいたほうがよいと思ったのだ。
(ツバルについての記事はこちら→世界が水に沈む日)
映画の中で首相が「もしかしたら何もしないほうがよいのかもしれない」
とぼやくシーンがあった。
それを観て、ツバルの人々を思い出した。
彼らは神がなんとかしてくれると本気で考えていて、
ちっとも危機感をもっていないと聞く。
わたしだったら・・
どうだろうか。
天にまかせると開き直るか、人を蹴り落として生き延びるか・・・
どうするのだろう。
それから、最後に、大地真央がスピーチするのだけれど、
あれはIndependence Dayの中で大統領がスピーチするシーンと似ている気がした。
意識したのかな??
でも確かに、自然という脅威と闘い、各国と戦い、
国民ひとりひとりが自分自身と闘ったという意味では、
日本の独立記念日というに相応しいと思った。
いろいろ考えさせられる映画だ!
多くの人に観て欲しいな。