アメリカとの国境に接するメキシコの街ファレス。
ここでは北米人にとって不法な物すべてが手に入ると言われている、世界最大の麻薬消費街だ。
道では、まるでキャンディーを売るように麻薬が取引されている。
一方で、メキシコの経済を支える重要な街という顔を持つ。
特にマキラドーラという80%が米国資本の工場地帯は重要だ。
1年間で160億ドルは稼ぐが、労働者は一日4~5ドルで働かされている。
麻薬は若者をハイにさせて疲れを忘れさせ、仕事をさせるのか・・。
メキシコ人にとってここは”ホーム”であり、職場でもある。
そしてここ、ファレスでは、とても謎めいた誘拐殺人事件が続いている。
90年代中頃から次々と若い女性が誘拐され殺害され、その数は400人以上にも及んだ。
被害にある女性は、貧しくて、スリムで、浅黒い肌で、セミロングの髪という特徴をもっている。
その裏にあるのは麻薬取引か、腐敗した警察か、それともマキラドーラの存在か‥。
未だに事件解決への糸口は見つかっていない。
通常”政治の世界”なんて遠い場所のように思えるけど、そうじゃない。
それは下界の犯罪組織に繋がっているの。
無題
*トモヒコさん*
この記事にトラックバックする