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水織 -Today is the first day of the rest of your life.-

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世界が沈む


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昨日「たけしの誰でもピカソ」で、レオナルド・ダヴィンチ特集をやっていました。

ダヴィンチは『モナ・リザのほほえみ』の背景に水に沈む世界の終末を描いたというのです。
キリスト教の「最後の審判」から言えば とんでもない発想です。

そういえば映画ANOTHER HEAVEN』では水が宇宙人みたいに描かれていましたが、水は人間にとって、仏でもあるし鬼でもあるのですね。
水の脅威・・それを静かに警告してくれるサイトを見つけました↓

 Flood Maps 

このサイトは何メートル海面水位が上昇すれば土地は沈むのかをGoogle Mapで示してくれます。右上のボタンで地図を切り替えることができます。因みにわたしの住む地域は7mで撃沈してしまいました・・

北極の氷が溶けるのが誰が困るって、そりゃ万物の生き物みんなです。
海面が上昇する。土地が減る。食べ物が減る。移民が増える。食べ物を奪い合う。などなど・・

実際に、今ツバルという国ではこの沈没が、現実の問題として起きています。

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ツバルは珊瑚が隆起してできた島です。

珊瑚が多く含まれる土というのはとても水を吸収しやすいのです。

 だから島の中心からじわじわと海水が溢れてきて、防波堤を築いても意味がない。

実際にここ数年で満潮時に洪水みたいになっている箇所が表れ始めているそうです。

この国の国民は基本的に畑でタロイモを作り海で魚を捕って自給自足の生活をしています。でも土が水を多く含むようになってはタロイモもとれなくなってしまう。
本当に温暖化は国を滅ぼすところまできたということです。

 

2000年にツバル政府は「全国民の海外移住」という苦渋の決断をしてオーストラリアやニュージーランドと交渉を始めました。
しかしオーストラリアはこれを拒否。ニュージーランドは受け入れましたが、移住できるのは英語能力が優れているなど、一定の条件を満たした者だけです。

 「私たちは親族がここで溺れて亡くなるのを承知で、この国をでるわけにはいかない」と、悲痛なアピールをした当時のタラケ首相は、京都議定書の批准を拒否した国の関連企業を相手取り、二酸化炭素排出の促進などで損害賠償を求める起訴を起こすと発表しました。
それで得たお金でオーストラリアから手ごろな島を購入して全国民を引っ越そうという考えでした。

 ところが2002年の総選挙でタラケ首相は落選。

ツバル人のほとんどは敬虔なキリスト教徒なのでこのようなことを頑なに信じているそうです。

かつて神が大洪水を起こし、ノアを救ったときに、二度と洪水を起こさないと約束した

神様が戻られることを祈るしかないのでしょうか。でも神様、もう時間がありません。

 このようにどんどん深刻になっている温暖化ですが、日本はまだまだできることがあるんじゃないかと思います。なのでわたしはこれに参加しました↓

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スマトラ島でも水は魔物になりました。多くの命を吸い取り、広がり、そして大地と大海に帰っていった。わたしたちはこの力に勝る術はもっていません。でも何かできないかと思うのです。していつか自然と言う大きな壁を相手に、 世界が1つになる日はくるのではないかと、信じたいのです。


2006.06.24 10:47:05

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