25歳の時に海で起きた事故で首から下の全身の自由を奪われ、寝たきりの生活を送り続けてきたラモン・サンペドロ。
26年間、彼は家族の絆や介護に支えら れ穏やかに暮らしてきたが、自分らしく生きるために「尊厳死」という選択をするが、彼を心から愛する人々は、彼の選択に動揺し、葛藤する―――。
これはうちの大学の先生から感想を聞かせて★と頼まれて観た映画。
海を飛ぶ夢・・・・・。
海・・・が結構重要なんだろうなぁ。
海は生命が誕生したところだもんなぁ。帰る場所でもあるんだろうなぁ・・・・・
主人公は最後は死を選ぶのだけれど、頭脳明晰な彼なので、きちんと考えた上で冷静に死を選んでいる。
でも結局わたしは安楽死が尊厳死なのかわからなかった。
この映画の中でも、反対派と賛成派に分かれて、ぐるぐるした論争を繰り返す。
わたしも感情移入して、ああ~~!!!どうすりゃいいんだーって思った。
観ていてちょっとつらい。
でもだからといって、こういう事を考えるのは無駄ではないと思う。
考えすぎて頭が痛くなったけれど。
『ユナイテッド93』の監督が言っているように「映画は娯楽だけじゃない」と最近すごく思うんだ。
さて、もしも家族が安楽死をしたいと言った時、
貴方はどうする?
想像できるだろうか?
一度は観て、しっかり考えた方がいい、という映画でした。
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