今日のオススメシネマは「A Beautiful Mind」。
アカデミー賞に選ばれました。
観たことなくても名前は聞いたことが多いのでは??
主人公のジョン・ナッシュは実在する人物です。
学生時代に書いた博士論文「Non-Cooperative Games」で
映画の結末同様、ノーベル賞を受賞しました。
その論文の内容はというと、
「独立した複数の存在がそれぞれ自分にとって最善と思われる行動をとったときに、
どのようなことが起こるかというようなことを考える理論です。
ゲームというのは相手がいて初めて成り立ちます。
自分一人の場合には、最適な行動と思えても相手がいる状況では最適とはかぎりません。
ナッシュはそのような状況で到達すると考えられる均衡状態を明らかにしたのです。
その状況のもとでどう行動するのかを考えるのがゲーム理論です。」
<引用*シネマ茶屋すぷろけっと>
映画の中で、ナッシュが猛勉強してるときにイケイケのブロンドの女の子がでてくる場面を見れば理解できるかもしれないです。
あらすじとしては、天才であるが故に国家機密に巻き込まれてゆく。。というかんじなのですが、
ラストは思っても見なかった展開になります。ショックです。
ナッシュのことを考えると心がずきずきします。
疑う余地なく信じてきたものがある日突然否定されるのだから。
しかもそれはまだいかにも現実であるかのようにそこに在る。
ラッセル・クロウの迫真の演技は、静かに観る者の心をひきこんでいきます。
それにしても、ナッシュ本人の瞳もなんですが、クロウの瞳はほんとに・・ほんとに綺麗。
なんだか吸い込まれるような純粋さがあります。
これが「Beautiful Mind」をタイトルにした所以なのでしょうか。
イマイチそこが曖昧だったのでよくわかりませんでしたが。
映画は素晴らしかったですが、不正確な描写があることも事実のようです。
2002年にはよりナッシュの人生を忠実に描いた「Brilliant Madness (「ビューティ・マインド/狂気の天才数学者、ジョン・ナッシュの人生」)」が発行されました。
2006.03.04 01:05:51
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