ベルギー王立美術館展でも、シュールレアリストのマグリットなどの作品を観たのですが、
ダリはちょっと、そういった中でも飛びぬけているきがする。
ダリの絵は、繊細すぎて、頼りないと思う。
絵の中のキャラ?を支えるための松葉杖がかなり出てくるし、全体的にみんな、ぐにゃ~ってしている。
ゴム・・・の進化した物みたいな・・・
ダリが描けば、血液のような液体もそんな風にぐにゃ~ってなっている。
そういうのだからきっと気持ち悪くなるんだろうなと思っていたけれど、実際は嫌悪感は感じなかった。というより、なんか「おいで、おいで、、、、」されている感じだと思った
9 パン籠
とっても細かい描き方。
パン籠の下に引かれた布が違和感のある皺のより方をしている。
ふつーそうで、どうみてもふつーじゃない。
ダリはパンにまつわる思い入れをもっているようだ。
パンというのは宗教的な意味ももっているし、バリの実家であるカルターニャ地方の主食でもある。
10 砂浜に寝そべる人々
何人かいるのだけれど、みんな首から上を持っていない。
滑稽のようにも見えるけれど、なんとも不気味。死んでいるみたいに寝そべっている。
11 器官と手
シュールレアリスムの兆しが出始めている。
15 手(良心の呵責)夢の中のイメージを記憶して、無意識というものが生まれるところを再現しようとしている。
ドーソン作の船の絵商業印刷にダリが加筆して人物像としたもの。船かと思ったら、人だった。人だと思ったらやっぱり船。すごい。
人を蝕む蟻は戦時下のヨーロッパでの破壊行為を、やわらかいチェロは文化の無力さを表す。左側には大砲らしきものがあるけれど、白馬がそこからでている。やっぱり希望なんだろうか。
題名は「夜にクモを見ると幸せが訪れる」というフランスの言い伝えからきている。
チラシにのっているメインの絵。海なのか布なのか空なのか陸なのかよくわからない。左の木が持ち上げているし。いろんなイメージがミックスされているきがする。
原子物理学展や広島の原爆投下を経て、ダリは1931年代の『記憶の固執の崩壊』をさらに発展させた。分解する事物や「崩壊」という題は核分裂の考えなどを反映している。
私の絵を理解してもらおうだって?
描き手である私自身さえ理解できないというのに?------ダリ
無題
トモヒコさん、こんばんわ
ハモンセラーノ
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