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水織 -Today is the first day of the rest of your life.-

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ダリ回顧展

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上野の森美術館に『ダリ回顧展』を観にいってきました。
先日行った時はなんと待ち時間が45分!と表示されていた。
それで仕方なくベルギー王立美術館展に行ったわけですが・・

今日の待ち時間は30分でした。行った時間は3時半頃。
でも実際には20分くらいだったのではないかと思います。

ダリ回顧展HP

サルバドール・ダリ


感想、メモは以下の通り↓

拍手[0回]

ベルギー王立美術館展でも、シュールレアリストのマグリットなどの作品を観たのですが、
ダリはちょっと、そういった中でも飛びぬけているきがする。

ダリの絵は、繊細すぎて、頼りないと思う。
絵の中のキャラ?を支えるための松葉杖がかなり出てくるし、全体的にみんな、ぐにゃ~ってしている。
ゴム・・・の進化した物みたいな・・・
ダリが描けば、血液のような液体もそんな風にぐにゃ~ってなっている。

そういうのだからきっと気持ち悪くなるんだろうなと思っていたけれど、実際は嫌悪感は感じなかった。というより、なんか「おいで、おいで、、、、」されている感じだと思った


9 パン籠

とっても細かい描き方。
パン籠の下に引かれた布が違和感のある皺のより方をしている。
ふつーそうで、どうみてもふつーじゃない。

ダリはパンにまつわる思い入れをもっているようだ。
パンというのは宗教的な意味ももっているし、バリの実家であるカルターニャ地方の主食でもある。

10 砂浜に寝そべる人々
何人かいるのだけれど、みんな首から上を持っていない。
滑稽のようにも見えるけれど、なんとも不気味。死んでいるみたいに寝そべっている。

11 器官と手
シュールレアリスムの兆しが出始めている。

夢の中のイメージを記憶して、無意識というものが生まれるところを再現しようとしている。
15 手(良心の呵責)
巨大な手がどーんとある。濃い深い青を背景にして。この色がなんともいえない・・すっごく美しい色、わたしの好きな青だ。何色っていうのかな?瑠璃色よりもっと深い感じだよなぁ。

16 子供―女の記憶
顔が男で体が女の絵。
不気味、気持ち悪い。。どうやら悪化する父親との関係を表現したものらしい。

28 見えない人物たちのジュールレアリスム的構成
人がいないベッドのシーツが人の形にへこんでいる。
人がいない椅子の背もたれが人の形にへこんでいる。

30 柔らかな三美神のいる神秘的な砂浜

海の波がスカートになり、海に浮かぶ岩が女性の顔になり、海かと思いきや砂浜になっていて、そこで遊ぶ人と馬が女性の顔になっていたりする。

32 愛情を表す二切れのパン
ぼこぼこに穴のあいた、あんまりおいしそうじゃないパンが二切れ並んでいる。
その遠く上のほうで、人が二人いる。

D-21 船
ドーソン作の船の絵商業印刷にダリが加筆して人物像としたもの。
船かと思ったら、人だった。人だと思ったらやっぱり船。すごい。

33 夜のメクラグモ……希望!
人を蝕む蟻は戦時下のヨーロッパでの破壊行為を、やわらかいチェロは文化の無力さを表す。
題名は「夜にクモを見ると幸せが訪れる」というフランスの言い伝えからきている。
左側には大砲らしきものがあるけれど、白馬がそこからでている。やっぱり希望なんだろうか。

42 奇妙な廃墟の中で自らの影の上を心配でふさぎがちに歩き回る、妊婦に形を変えるナポレオンの鼻
どこに妊婦がいるのかとよーく観てみたら、いた。
鼻がまさに妊婦だった!
鼻は男性の象徴。
なのに女性になっている。
なんだかすんごい皮肉だなぁ・・・・ダリ、いぢわるだ。

46 記憶の固執の崩壊
チラシにのっているメインの絵。
原子物理学展や広島の原爆投下を経て、ダリは1931年代の『記憶の固執の崩壊』をさらに発展させた。分解する事物や「崩壊」という題は核分裂の考えなどを反映している。
海なのか布なのか空なのか陸なのかよくわからない。左の木が持ち上げているし。いろんなイメージがミックスされているきがする。



私の絵を理解してもらおうだって?
描き手である私自身さえ理解できないというのに?------ダリ

Comment

無題

  • トモヒコ
  • 2006-12-14 01:43
  • edit
ダリ、作品も人物も独創的ですね。
個人的に、作品は、あまり好きと言えるタイプではありませんが、確かに引き込まれてしまいます。
6年前にスペインのサンティアゴへの巡礼路を歩いたのですが、そこへ行く前にフィゲラスの美術館とカダケスの別荘(?)だった資料館みたいなところへ行きました。
「記憶の固執の崩壊」などに出てくる岩壁は、カダケスの海岸線そのままだったので驚きました。ビールとハモンセラーノ片手に歩き回ったのを覚えてます(笑。
フィゲラスの美術館は迷宮のようで楽しかった。
平日で、20分待ちか。凄い人気ですね。それは作品の力でしょうか?知名度が成せる日本ならではの現象か?いずれにせよ、どんな人が見ても、なんらかの感情を呼び起こすだけのモノを持った奇才には変わりないですね。ぼくもその洗礼を受けた一人です(笑。

トモヒコさん、こんばんわ

  • mizusiki
  • 2006-12-14 02:12
  • edit
わたしも、そこまで大好きーていうわけじゃないのですが、なぜか惹かれます。

トモヒコさん、スペインも行かれたのですか!
やっぱりダリの絵にもモデルとなる景色とかがあるんでしょうねぇ。で、ハモンセラーノって何ですか??

ダリ本人も言っていたのですが、ダリの作品というよりは、ダリ自身が人気なんですよね。キャラが強すぎて。日本でもそんな感じなんじゃないかなぁ・・?
でもやっぱり、キャラも作品も強烈なことには変わりないですよね。

ハモンセラーノ

  • トモヒコ
  • 2006-12-14 02:29
  • edit
ハモンセラーノはスペインの生ハムの名前です。
トウモロコシだけを食べさせて作ったハモンイベリコの方が有名ですが、個人的にセラーノが好きなんで・・・。
昔は輸入禁止でしたが、最近は日本のスーパーでも売ってるようです。都内のバル(スペインバー)へ行っても大概あります。おいしいですよ。日本のハムが食べれなくなるくらい!

なーる

  • mizusiki
  • 2006-12-14 10:36
  • edit
わたし、生ハム大好きです・・w
今度探してみますぜ!
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