今日はわたしのブログ仲間wggさんの学外展に行ってきました。
渋谷駅東口を出て山下書店の傍にある川?に沿った道を歩くこと5分弱。
ありました、ありました、ルデコ!!
ちょっと目立たない感じですが、ウィンドウに飾ってあるオブジェが派手です。邪鬼なので、6階から順々に作品を追ってゆく・・
見れば見るほど、ひしひしと学生のアツイ気持ちが伝わってきます。良かった。発想が若いです、やっぱり。
若さならではの美しさがどの作品にも感じられます。
どの作品も心に残る素晴らしいものたちばかりでしたが、特に良いなと思ったものを紹介します↓
一つは、乳母車。
乳母車といったら赤ちゃんを重視した可愛いデザインのものが多いですが、最近はワーキングマザーが増加しています。
スーツ姿でも浮かない乳母車を・・それが彼女のアイディアの原点だったようです。
デザインをする上で時代を知ることはものすごく大切なことだと思う。
彼女の作品は時代という望遠鏡から、赤ちゃんだけでなくお母さんにとっての嬉しいコトを見つけた、頭のいい作品でした。
二つ目は、『赤ずきんちゃん』の、赤ずきんちゃんが狼のお腹から助け出されるシーンをなぞらえた作品。
可愛いベッドに可愛い蝶が飛ぶ。ベッドに横たわったいびきをかく大熊の裂かれたお腹には、ピンクや赤の、内臓をまねたサテンの布・・
グロイです。
リアルな熊のいびきと美しい内臓、そして可愛いものたちの強烈なコラボ!!すごい感性に驚かされました。
三つ目はお寿司の椅子です。
座ると音がなったり、たこの吸盤からシャボン玉が出ていたり、寿司の形もリアルに再現されています。とってもおもしろい☆でもダイエット中には部屋におけないかも・・(~_~;)
それくらい巨大寿司はわたしの食欲をそそりました!!
四つ目はフェルトの椅子。
成長するにつれ、重ねられたフェルトをめくって、体にフィットさせることができます。モノも思いでも大切にしていきたい、そんな願いが聞こえてくるような気がする作品でした。また、フェルトの色は様々なので、その日の気分によって変えることもできますね!!
そして五つ目、wggさんの作品です。モノではなく過程と結果が作品です。
彼女はデザイン=地球の資源を減らして、ゴミを増やしてしまうということに悩んでいる中で、「地域コミュニティ」に関心を抱いたようです。
マンションなんかのロビーは殺風景なことが多い。
だったらみんなが植物を持ち寄れば、そこは少しでも明るい空間に、人と人を
繋げる空間になるんじゃないだろうか・・??
彼女はやりました!!そして見事大成功。
写真がいっぱいありましたが、子どもからお年寄りまで笑顔がいっぱいでした。
本当にみんなの心をあったかくしたのだと思います。
近所もいない、めっきり現代人になってしまったわたしとしては、なんだか眩しすぎる作品でした。wggさんの発想、勇気、根性、すごい!尊敬しますよ。
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