とにかく長い(時間にして143分)映画でした。
でも見続けることはそんなに苦にはなりません。
なにせ創世記からモーセの十戒までの話が網羅されているのだから、
そりゃあいろんなことが起こります。なのでぼーっとしている隙はありません。
わたしはもっと安っぽい映画を想像していたのですが、全然そんなことはありませんでした。
むしろ、ものすごく凝っていて美しい映像ばかりです。
ドラマのように時々区切れて無理して話をまとめているのだな、
という感じはありましたが仕方ないと思います。
内容は聖書に結構忠実だとは思います。
台詞も、特に創世記のところはそのまま聖書のものが使われていたりします。
ただ肝心なところが、端折られている感はあったので、それがちょっと残念。
海が割れるシーンも大分あっけなかった感じがします。
やっぱり十戒だけ観るのなら、こちらの方が印象的ですね。
見ごたえはとにかくあるので観る価値はあると思います。
それに宗教の勉強にもなります。
わたしは、聖書を読んでいるとどうも物悲しくなってしまうのですけどね・・
でもこういう風に映像で観ると、改めて
数え切れないくらいの人間が生と死の受けとりを繰り返してきたことに
敬意を払いたくなります。
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