このアイリーンという女性は実在する人物で、アメリカ犯罪史上初の女性連続殺人犯。
演じたのはハリウッドを代表する美人女優シャーリーズ・セロン。
彼女はなんと、体重を13キロも増やし、眉毛を剃り、メイクをし、迫真の演技をして見事アカデミー主演女優賞に輝いた。
シャーリーズ自身、お母さんがお父さんを銃殺する、という過激な過去を持つから、この映画に深い思いいれがあったのかもしれないな。
正直言って、すっごく観るのが苦しい映画です。
この映画を観て、『私は死にたくない』という本を思い出した。これも実在した売春婦、バーバラ・グレアムの物語。
でもこういうのって、特に女性は観なきゃいけないと思う。
そして「わたしたちはこういう運命の下に生まれなくてよかった」なんて、間違っても思っちゃいけないと思う。
うまくいえないけど・・・女は、強くならなきゃ。
力の差はあるから、男に利用されることもあるかもしれない。
でも何か方法があるはず・・・
アイリーンの場合、それは殺人だったんだけど・・・
わたしたち女が、方法を試行錯誤して探していかなきゃ。
そうじゃなきゃいつまでたっても、DVやレイプや、その他いろんな差別はなくならないと思う。
わたしは、自分の子供がそんな目にあってほしくない。
女であることに誇りを持って欲しい。
是非観て欲しいな、つらくても。
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