"Le Violon d’Ingres"
Man Ray, 1924
女性の体型とバイオリンの形の類似性を示した写真。
モデルのドレスと姿勢がフランス人の芸術家のジャン・オーギュスト・ドミニクの絵のアングルを反映している。
レイは実験好きの写真家で知られていた。
Photoshopなんてないこの時代。未来を感じさせるような作品だ。
[1回]
"The Tetons - Snake River"
Ansel Adams, 1942
アダムスは写真を芸術にした。
この写真は1936年にカルフォルニアのKings Canyonを守るため、
ワシントン議会に送りつけたもの。その結果、この地域は国立公園となった。
"Federal Dead on the Field of Battle of First Day, Gettysburg, Pennsylvania"
Mathew Brady, 1863
南北戦争中最大の会戦ゲティスバーグの戦いをとらえた写真。
この戦いで北軍が有利になる。
これを撮ったマシュー・ブレディは世界初の戦争写真家。
もともとはアブラハム・リンカーンやロバート・E.リーなどの著名人のポートレイトを撮っていた。
"V-J Day, Times Square, 1945", a.k.a. "The Kiss"
Alfred Eisenstaedt, 1945
1945年8月14日、日本の降伏が合衆国で発表された。
これに大喜びの群集が集ったタイムズスクエアの中に、
20世紀の最も有能な報道カメラマンの1人であったドイツ人移民
アルフレッド・アイゼンシュテットがいた。
そして彼は 祝賀のスナップ写真を撮っている間、一人の船員を見かけた。
彼は「視界に入ったあらゆる女性を抱いて通りに沿って走」っていた。
"Hindenburg"
Murray Becker, 1937
1937年5月6日のヒンデンブルグ号の爆発。
この写真を見ると乗員全員が死亡してもおかしくはないが、
奇跡的にも97人のうち62は生き残った。
事実上これを機に、旅客輸送として飛行船は使用されなくなる。
"Dalí Atomicus"
Philippe Halsman, 1948
フィリップはジャンプのポートレイトで有名な写真家。
一方ダリは、シュールレアリスムのかなり奇妙奇天烈な画家。
この撮影には水と猫が入ったバケツを投げ込む瞬間と、
ダリのジャンプの瞬間を合わせるタイミングが難しくて、6時間かかったそうです。
"Gandhi at his Spinning Wheel"
Margaret Bourke-White, 1946
ガーンディー(ガンジー)の活動の一つに、不買運動があり、
イギリス製品の綿製品を着用せず、インドの綿製品を着用することを呼びかけることなどをした。
ガーンディーはカメラの明るい光を嫌っていたので、三個のフラッシュしか使用できなかったことや、多湿な気候などが影響して、撮影は大変だったようだ。
13 Photographs That Changed the World.